INTERVIW社長インタビュー

INTERVIW社長インタビュー

創業当時の想いが今もスタッフの皆さんの心に生き続けているなんて、とても素晴らしいことですね。

今でこそ多くのスタッフに、そういう想いで頑張ってもらえるようになりましたが、人材の採用をやり始めた頃は採用しても定着しませんでした。私自身もまだまだ若さゆえの未熟さで、なかなか気がついてやれなかったことも多かったんです。でも、事業がどんどん拡大していく中で、やはり「人材」なくして、つまり社員の成長なくして企業の成長はないと気づくことができました。それ以来、社内環境の改善、人事制度の見直し、そして『企業は人なり、人は教育なり』という信念の基、特に教育には力を入れて取り組んできました。

串八 代表取締役社長 達川 勇

串八 代表取締役社長達川 勇

では、具体的にどのようなお考えで人材教育をされているのですか?

我々が目指すのは『職商人(しょくあきんど)』集団です。職人として本物の料理をつくれる料理人であり、一方で、商売人としてのものの見方や考え方のできる商人としての資質を持った誠実な人。商売人にとって一番大切なことは信用・信頼です。だから人として信頼されるように人間性を高めることが最も大切なことなのです。当社の社訓の中に『料理づくりは人間づくり』というのがあります。調理技術や接客サービスだけでなく、人間的成長に欠かすことのできない人間教育にも積極的に力を入れているのです。
また串八では、働きがいのある職場作りも重要だと考えています。1.仕事を通してお客様に喜んでもらえる。2.仕事を通して成長できる。3.仕事を通して豊かな生活が送れる。4.仕事を通して自分の夢や目標が実現でき、安心して働くことができる。この4つのことを一貫して取り組んできました。もちろん働きがい以外にも、給料や休日、福利厚生、日常生活のサポートも大切なことで、寮を本社から徒歩圏内に全部まとめているのもそのひとつです。県外から来て周りに友達がいなくても、寮に同期がいるから頑張れる。休みも全店統一していますから、一緒に買物や食事に出かけたり、先輩と映画を見たり、サッカーや野球をしたりして仲良くなれる。こうした、プライベートの時も楽しく充実した日々を送ってもらいたいと思っています。

なるほど。それでは、これからの串八のあり方について教えてください。

飲食業界の仕事は決してラクではありません。だからこそ、串八では他の企業に負けないぐらいの給与や休日がとれ、やりがいのある職場環境づくりを目指し努力しているところです。これは、業界への挑戦でもあります。一生懸命頑張ってくれている社員に、報いることのできる会社にしたいと常々思っています。会社をもっともっと大きく成長させたい気持ちは大いにありますが、質のともなわない拡大は行わない。例えば、店舗数や会社の規模が大きければいいという考え方ではなく、一店一店の中味こそが重要だという考えなのです。お客様が、どこか食事に行こうか…となった時、最初に浮かんでくるのが、串八・傳七であって欲しい。そして一人一人のお客様に心から満足し喜んで頂ける最高のひとときを串八で過ごして頂けるようにしたい。そうした意味から、私は串八を京都の、いや日本を代表できるような店にしたいのです。限られた人にではなく、より多くの人に「うまくて、安くて、楽しくて、活気のある、誠実な店」と感じて頂ける、「お客様 満足度 日本一の店」を目指しているんです。
早いもので私も60歳半ばの歳になり、今後は会社を永続させていくための後継者育成も大切な仕事となりました。そして社員・アルバイト問わず働いている人たちが誇りにできる会社になること。自分も含め社員が自分の子どもに自信をもって就職を勧めることのできる温かな会社にしたいと思っています。

だから、会社の利益や規模を考えた多店舗展開をされないのですね。
ところで、社長の生きがいって何ですか?

お客様が満足して喜ぶ姿を見るのが私の一番の生きがいでもあり、やりがいですね。そしてそれと同じぐらい、いや、それ以上に生きがいを感じる瞬間は、社員の幸せそうな姿を見た時。正直、串八の仕事は大変です。料理や接客にこだわりを持っている分、仕事中は厳しさもありますから。そんな大変なことを乗り越えてつかんだ『成長』と『幸せ』を本人はもちろん、その家族や仲間が一緒にかみしめる…。社員の独立や結婚、マイホームを建てた時など、『幸せそうな姿』を見るたびに経営者として心の底から喜びを感じます。これからも社員の『成長』と『幸せ』を応援し続けることが、私の使命だと思っています。

串八は何だか大きな家族のようですね。それでは最後に、串八で活躍してもらうために、どのような人材を求めておられるのですか?

私たちの仕事は料理やサービスを通して、お客様に幸せになって頂くことのできる、やりがいのある素晴らしい仕事です。そのためにも夢や目標を持ち、それ相応の心構え、覚悟や決意をしっかりと持って入社して欲しいと思います。社員にもよく言っているキーワードが3つあります。「思いやり」「素直」「辛抱」です。思いやりがある人はやさしく、人から好かれます。お客様からはもちろん、周りの社員からも好かれることでいろんなことを教えてもらえて知識が増えます。また、素直な人は常に反省する心を持っていて、新しいことを次々吸収して驚くほどのスピードで成長していきます。そして辛抱強い人は何事にもあきらめずにコツコツ真面目に取り組んで、結果的に自分の夢を実現させることができるのです。串八に集う人たちが自分の夢実現のために努力する姿を、私はずっとサポートし続けていきたいと考えています。

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